会社で新規案件や新規プロジェクトを進めていくには、プロジェクトの進捗管理、メンバーのスケジュールやタスクなどを調整しながら進めていく必要があります。
そういったプロジェクトの全体管理を行うのがプロジェクトリーダーです。
本記事では、そんなプロジェクトリーダーの役割、必要な能力、おすすめの資格をご紹介します。
プロジェクトリーダーとは?
プロジェクトリーダーとは、現場責任者のことです。
大型案件や新規プロジェクトなどに対して、結果をコミットするために、プロジェクトの進捗管理やメンバーの進捗、タスクフォローなど、プロジェクトを円滑に進めるための責任者です。
具体的な仕事内容は以下4つです。
①スケジュール管理
②トラブル回避
③他部門との連携
④メンバーのフォロー
それぞれについて、以下詳しく説明します。
プロジェクトリーダーの仕事内容は?
ここからは、プロジェクトリーダーの仕事内容について、詳しくご紹介します。
スケジュール管理
スケジュール管理とは、プロジェクトを完遂させるために、日々のタスク・進捗状況を確認し、元々たてた計画に対してどんな状況か、遅れがないかなどを日々チェックすることです。
しかし、プロジェクトを進めるにあたり、大なり小なりトラブルはつきものです。
そんな際に、速やかにプロジェクトマネージャーに報告し、その問題に対して対策とバックアッププランを策定し、メンバーへの指示、スケジュール調整を実施し納期に間に合わせることが、プロジェクトリーダーにとっての大きな仕事といえます。
トラブル回避
プロジェクトと進めていく上で、スケジュールだけでない様々な問題が発生します。
そんな不測の事態に対しても慌てることなく、速やかに解決していくことが、プロジェクトリーダーの役割です。
チーム内でトラブルが発した場合には、そのチームの中心となって、メンバーのフォローにもまわりながら解決していきます。
他部門との連携
プロジェクトリーダーは、自チームをまとめあげる現場責任者ですが、時には他部門と連携をしながらプロジェクトを進めていく必要があります。
そんな時は、そのプロジェクトの代表として他部門とタスクを共有したり、繋ぎ合わせてプロジェクトを完遂させます。
他部門と連携して進める必要がある場合は、全体の課題共有、スケジュール調整など、チームとして繋がる必要があります。
メンバーのフォロー
プロジェクトを完遂するためには、何よりもメンバーのモチベーションが大事です。
メンバーのやる気がなければ、いくら能力の高いメンバーが揃っていたとしても、そのプロジェクトはうまくいきません。
それほどメンバーのモチベーションは大事なのです。
仕事のしやすい環境作り、メンバーの特徴・スキル考慮した業務配分、チーム内の雰囲気をよくするための働きかけなども、プロジェクトリーダーとしての大事な仕事になります。
プロジェクトリーダーとプロジェクトマネージャーの違い
プロジェクトを進めるにあたり、プロジェクトリーダーとプロジェクトマネージャーというポジションがあります。
プロジェクトリーダーは先ほどご説明したように、プロジェクトを進めるにあたっての実務管理ですが、プロジェクトマネージャーはプロジェクト全体の責任者になります。
また、プロジェクトマネージャーが顧客との窓口であり、プロジェクトリーダーは社内の責任者になったり、そのプロジェクトによって、プロジェクトマネジャーの責任区分も変わってきます。
プロジェクトリーダーに必要な能力
プロジェクトリーダーに必要な能力は、主に以下4つになります。
①コミュニケーション力
②リーダーシップ
③マネジメント力
④危機管理能力
では、それぞれの能力について詳しく紹介したいと思います。
コミュニケーション力
プロジェクトリーダーは先ほどご説明したように、メンバーのモチベーションをあげる工夫が大事です。そのためには、コミュニケーション力を磨く必要があります。
メンバーの意見に耳を傾けたり、時には冗談をいったり、メンバーとの信頼関係を築く必要があります。
そのためにも、常日頃からコミュニケーション能力を高める工夫が必要です。
リーダーシップ
プロジェクトリーダーはメンバーの先頭にたって、そのチームとして結果を出すことが重要です。
そのためには、プロジェクトメンバーを引っ張ていくリーダーシップ力が必要になります。
リーダーシップがある人というのは、メンバーからの信頼も厚く、メンバーから頼られる存在になる必要があります。
そのためには、先ほどのコミュニケーション力だけでなく、洞察力、観察力と合わせて、自身の経験やスキルを発揮する必要があります。
マネジメント力
その会社の管理職に求められる能力の一つがマネジメント力ですが、プロジェクトリーダーにもこのマネジメント力が重要です。
スケジュール管理やメンバーの管理などこのプロジェクトを成功に導くために、プロジェクトを総合的にマネジメントしていく必要があります。
どれか一つでも欠けてしまっては、このプロジェクトはうまくいきません。
それほど、プロジェクトリーダーにはマネジメント力が重要なのです。
危機管理能力
危機管理能力とは、さまざまな問題に対して、冷静にどう対処していくことができるかです。
いくら綿密な計画をたてても、いくらさまざまなシュミレーションを実施したとしても、予期せぬトラブルや問題は発生します。
トラブルが悪い訳ではありません。そんなトラブルに対して、いかに冷静に且つ速やかに問題を解決できるかがカギになります。
そんなトラブルを事前に回避し、速やかに対処できる人が危機管理能力の高い人になります。
プロジェクトリーダーにおすすめの資格
プロジェクトリーダーは誰にでなれる職業ではありません。幅広い知識と統率力が必要です。
そのためにも、プロジェクトリーダーに適した資格を取得することで、自分のスキルアップとスキルのアピールポイントにも繋がります。
将来プロジェクトリーダーになりたいと思っている方、目指している方は、ぜひ資格取得にチャレンジしてください。
プロジェクトマネージャー試験
プロジェクトマネージャー試験とは、IPA(情報処理推進機構)が実施している国家試験の一つです。
この資格を取得することで、プロジェクトマネージャーに必要な計画・マネジメント・コミュニケーションなど全体的に学ぶことができます。
プロジェクトマネージャー試験を取得することで、年収UPや転職などのキャリアアップ繋げることができます。
応用情報技術者試験
応用情報技術者試験とは、IPA(情報処理推進機構)が実施している、ITの幅広分野に精通する、ITエンジニアのレベルアップに、ITに関わる全ての人が活用できる資格です。
IT系の資格の中では知名度の高い資格のため、就職や転職などのキャリアアップ繋げることができます。
また一般企業だけでなく、官公庁、大学などにも評価の高い資格です。
PHP技術者認定試験
PHP技術者認定試験とは、一般社団法人PHP技術者認定機構が実施している、民間試験です。
初級・中級・上級と別れており、PHPの言語仕様からプログラミングテクニックを学ぶことができる資格です。
初級は学生や社会人1年目の人を対象にしており、合格率は70%と比較的に取得しやすい資格となっております。
プロジェクトリーダーを目指すなら是非上級を目指していただきたいです。
まとめ
プロジェクトリーダーの果たす役割とおすすめの資格をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
プロジェクトリーダーの仕事内容・役割がご理解いただけたのではないでしょうか。
どの業種でも即戦力として活躍できる職種の上、ご自身のキャリアップのためにもぜひ目指したいですよね。
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