出産後に気になるのが、産後どれぐらいで生理が再開するのか?
新しい生活が始まる中で、体は大きな変化を経験します。産後に慣れない子育てをしながら、生理再開はいつなのだろうと憂鬱になるママさんもいます。
そこで今回は、産後の生理再開時期から生理再開が早い人・遅い人の違いから、生理再開の兆候について、詳しくご紹介したいと思います。
産後の生理再開はいつから?
出産後の体はリカバリーのプロセスに入り、その一環として生理再開の兆候が現れることがあります。生理再開のサインには、体のさまざまな変化が関わっています。例えば、産後数週間から数ヶ月で、乳房からの授乳量が減少し、子宮の収縮が進むことで、生理再開の準備が進行します。
産後生理再開のアンケート結果
まず初めに、産後に生理がきた時期のアンケート結果をみてみたいと思います。
アンケート結果から産後2ヵ月~1年ぐらいに生理が再開しており、産後1年を過ぎた後にきという人が23.5%と一番多い結果でした。
しかし、この時期が一番多いというわけではなく、個人差が多いこともわかります。
母乳とミルクで変わるの?
出産が終わると、「プロラクチン」というホルモンの分泌が盛んになります。このプロラクチンは赤ちゃんがママのおっぱいを吸うことで分泌が増えるといわれており、プロラクチンというホルモンは生理とも深く関係しているため、母乳なのかミルクなのかによって生理の再開時期が変わってきます。
・母乳
ミルクに比べて生理の再開が遅いといわれてます。
プロラクチンは授乳頻度や授乳時間でも分泌量が変わってくるため、母乳オンリーと母乳とミルクの混合だけでも再開時期に差がでてきます。
・ミルク
ミルクは母乳と比べて生理の再開が早いといわれています。
早い人だと産後2ヶ月ぐらいから生理が再開する人もいます。
ただし、ミルクと母乳の混合であったり、夜間のみ母乳や、外出時などはミルクにするとかという人も多いと思いますので、一概にミクルの方が早いとは言い切れない時もありますので、あまり気にせず、参考程度に考えてください。
生理再開の早い人・遅い人とは?
ミルク意外に、産後の生理再開に早い人・遅い人はどういった違いがあるのでしょうか?
ここからはそれぞれの特徴について見ていきたいと思います。
子宮の回復
産後、時間をかけて徐々に開いた子宮が元の大きさに戻っていき、生後6~8週間後になると、元の大きさに戻ります。
しかし、安静にしすぎたり、疲れがたまっていたり、規則正しい生活を送っていなかったりすると、子宮の戻りが遅くなります。
そのため、規則正しい生活を送る、ストレスをかかえない、適度な運動をすることで子宮の回復も早まり、生理も早まります。
病気やストレス
1年以上もたって生理が再開しない人は、プロラクチンの分泌が異常をきたしていると考えられます。
プロラクチンは、通常ドーパミンによってコントロールされています。しかし、何らかの原因でコントロールがきかなくなるとプロラクチンが過剰となり、生理不順の原因となる、「高プロラクチン血症」が起きていると考えられます。
高プロラクチン血症は、「甲状腺機能低下症」、「プロラクチン産生下垂体腺腫」などを引き起こすことで、生理が遅れているとも考えられますので、心配の方は一度産婦人科を受診されるといいでしょう。
また、ストレスがたまっていたり、喫煙や飲酒を繰り返すなどの規則正しい生活を送っていないと生理が遅れることもあります。
慣れない子育てに規則正しい生活を送る、ストレスをためないといわれても難しいとは思いますが、休めるときには休む、ストレスを発散するなど、あまり考えすぎることなく気楽に生活することをおすすめします。
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産後の生理再開に兆候はあるの?
産後の生理再開に兆候はあるのでしょうか?
生理の再開前に起こる排卵のタイミングで、生理再開に気付くことがあります。
例えば、おりものがどろっとした状態から白く粘り気のある状態に変化したり、基礎体温が低温期から高温期へと移行したり、寝つきの悪さ、身体のだるさ、イライラなどを感じることもあります。
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産後の生理再開は人ひとそれぞれ!
産後の生理再開は、新しいママにとって重要な段階です。体の変化や生理再開のサインを理解し、適切なケアをすることは、身体と心の健康を保つために不可欠です。
ただし、今回ご紹介したように、生理の再開は人それぞれで、必ず何か月頃からくるなんてわかりませんし、誰も正解はわかりません。
そのため、あまり気にすることなく、ストレスをためないことが大切です。
心配しすぎるのもよくないので、時期や体調で心配なことがあれば、産婦人科医に相談してください。
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