妊娠初期に出血がでると、多くのママは不安になりますよね。
いつまで続くのか、無事に出産できるのか・・・
ほとんどが心配のない出血ばかりですが、中には注意すべき出血もあります。そこで今回は、心配のない出血と注意すべき出血の違いをご紹介します。
妊娠初期に出血が起きる原因

妊娠初期の出血にはさまざまな原因があります。妊娠初期に出血が起きる9つの原因をご紹介します。
着床出血
着床出血とは、受精卵が着床した際に起こる出血で、妊娠初期に起きる出血で一番多いのがこの着床出血です。
生理が始まった時のように、下着に血が滲む程度で、すぐに収まるケースがほとんどです。
よってこ、このような出血であれば何の心配もいりません。
出血量:ティッシュにつく程度
血の色:ピンク、赤褐色、茶色
絨毛膜下血腫
絨毛膜化血種とは、子宮内側の「脱落膜」と絨毛が発育してできた「絨毛膜」との間に出血が溜まって、血の塊になってしまったものを言います。
一般的には少量の出血で体内に自然に吸収されるため問題ありませんが、血種が大きい場合は血が漏れ出て大量に出血してしまうことがあります。
絨毛膜下血種は超音波検査で診断でき少量から中程度の出血であれば何の心配もいりません。しかし、妊娠中期になっても出血が続き、血種が大きくなってしまうと流産を引き起こすリスクも考えられます。
出血量:血種が大きいと大量に
血の色:鮮血、赤褐色
子宮外妊娠
子宮外妊娠とは、受精卵が子宮の中以外の場所に着床してしまう状態のことを言います。妊娠反応が出ているにも関わらず子宮内に赤ちゃんがいない場合は詳しい検査が必要になります。
卵管に着床するケースがほとんどで、そのままにしておくと卵管が破裂し、ママ自身も危険な状態になることもあります。
ほとんど自覚症状がないため、妊娠の疑いがあった場合は、早急に医療機関で妊娠検査を受けることが、子宮外妊娠の早期発見につながります。
出血量:少量から出血量が増えることも
血の色:鮮血、赤褐色
胞状奇胎(ほうじょうきたい)
胞状奇胎とは、胎盤を作るための絨毛が異常に増えてしまう病気です。初期は正常な妊娠と区別がつきづらく発見が遅れてしまうこともあります。つわりの症状が強く、茶褐色のおりものや出血がだらだらと続く場合は、速やかに医療機関を受診し、子宮内の絨毛組織を取り除いてもらう必要があります。
切迫流産
切迫流産とは、妊娠22週未満で出血や痛みがあるものの、赤ちゃんも正常の状態をいいます。
「流産」というワードが入っていると、どうしても心配になってしまうママさんもいるかと思いますが、必ずしもt流産に繋がるわけではありませんので、安静にして医師の指示に従ってください。
出血量:人によって異なる。ナプキンを真っ赤に染める大量の場合も
血の色:鮮血、赤褐色
流産
妊娠12週未満の流産を「早期流産」、妊娠12週~22週未満の流産を「後期流産」といいます。実に9割以上を早期流産が占めています。
原因のほとんどが染色体異常で、ママが何かをしたから起こったわけではなく、残念ながら食い止めることはできません。
子宮膣部びらん(しきゅうちつぶびらん)
子宮膣部びらんとは、子宮口近くがただれた状態で、ほとんどが生理的によるもののため、病気ではありません。よって赤ちゃんにも影響はありませんので、安心してください。
子宮膣部びらんを起こしていると、内診だけで出血を起こしてしまうことがあります。
出血量:おりものに混じる程度
血の色:ピンク、赤褐色、茶色
子宮頸管ポリープ(しきゅうけいかんポリープ)
子宮頚管ポリープとは、子宮頚管にできる良性のポリープです。「ポリープ」と聞くと心配してしまうママさんもいるかと思いますが、ほとんどが良性のポリープで、悪性への変異もないと言われておりますので、心配はいりません。
ポリープは柔らかいため、内診や排便時のいきみでも出血することがあります。痛みはなくほぼ無症状で、出血もごくわずかですぐに止まります。
出血量:ごくわずか
血の色:ピンク、赤褐色、茶色
子宮頸がん
子宮頸がんとは、子宮頸部にできるがんで、自覚症状はほとんどありません。比較的若い人に起こりやすいがんで、妊娠検査の際に発見されることもあります。
多くは生理的なものですが、がんの病変がないかの検査が必要です。
出血量:ティッシュにつく程度
血の色:鮮血、赤褐色
出血が起きた時の対処法

出血が起きてしまった場合、ママの勝手な判断では非常に危険です。仮に少量の出血であっても危険な場合もありますので、まずはかかりつけの病院へ電話をして相談をしてください。
出血の確認
①出血の色を確認する。
色が赤いほど最近の出血であることを示しています。
②出血の量を確認する。
500円玉程度の出血や、出血がどんどん増える場合は時間関係なくかかりつけ医に電話してください。
③出血の回数・期間をチェックする。
出血がだらだらと続く、翌日以降も出血が続く場合は、病院を受診してください。
④症状をチェックする。
出血が少量でも出血以外の症状が見られる場合、おなかの張りが強い、おなかに強い痛みがある場合は、その症状についても病院の先生に伝えてください。
自宅安静と指示されたら
医師から「自宅安静」「無理をしないように」と言われることがあります。
その場合は以下に注意して過ごしてください。
家事:最低限の家事は問題ありません。但し疲れたときは無理せず休んでください。
入浴:入浴は問題ありません。但し長風呂は禁物です。
運動:運動はしてはいけません。
性交:してはいけません。
仕事:事務作業などの軽作業程度であれば問題ありません。
特に指示がなければ横になって休む必要はありませんが、無理は禁物です。今すぐにやらなくてはいいものは後回しにして、できるだけ横になって安静にしていてください。
出血があっても焦らない!

妊娠初期のママさんに出血があると心配になってしまいますよね。でも、あまり心配しすぎるのもよくありません。
過度なママさんの心配やストレスは赤ちゃんにとってもよくありませんので、まずは落ち着いて、リラックスして、出血の状態を確認して、医師に相談するようにしてください。
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