子供が生まれて大きくなっていくうちに、家も狭く感じてきます。
また子供も大きくなると、子供部屋も作ってあげたいですよね。
そこで考えるのが、リノベで部屋を増やす方法です。
そこで、今回は、既存を部屋や間取りを流用して、部屋を増やすリノベをご紹介します。
ライフスタイルに合わせて家も変化!
ライフスタイルの変化に伴い、子どもが大きくなったり、親と同居することなれば、今住んでいる家に対して、リノベーションをして部屋を増やす選択をする必要が出てきます。
しかし、単純に部屋を増やすのではなく、今の生活スタイルを犠牲にしないで、将来を見据えたリノベーションが大切です。
目先の部屋が欲しいというだけで、部屋を増やしてしまうと、将来無駄な部屋が生まれてしまい、逆に生活しづらくなることもあります。
そのためにも、以下ポイントを押さえたうえでリノベを検討してください。
・単純に部屋を増やすのではなく可変性を持たせることができないか
リノベーションで部屋を増やす方法
今住んでいる家にスペースなんてなく、どうやって部屋を増やすのか?
意外にも今住んでいる部屋を改めて見てみると空いているスペースも多く、ここを利用するこで、部屋を増やすことが可能です。
ここからは、どうやって部屋を増やすのかについて、具体的にご紹介します。
屋根裏を部屋に
屋根裏を改造して部屋にする方法です。
床を補強したり、断熱工事、電気工事、換気扇の設置などが必要になってきますが、まさに空いているスペースを部屋として改造することが可能です。
屋根裏を改造する注意点として、面積はその階の半分以下、高さを1.4m以下にしないと固定資産税に影響します。
工事費用としては、床の補強、断熱材、電気工事すべて合わせると、6畳で約100万円前後となります。
ベランダを部屋に
ベランダを部屋として改築する方法です。
壁や窓を取って、ベランダまで床や壁を拡張し、新たに窓を設置することで新たな部屋を作ることができます。
ただし、ベランダは耐荷重が低い可能性がありますので、工事前に確認が必要になります。ただし、その場合でも補強工事を追加することで対応可能です。
工事費用としては約50万円に補強工事としてプラス約10万円と比較的お手軽にリノベーションができます。
吹き抜けを部屋に
吹き抜けがあるお宅なら、吹き抜け部分を活用して部屋を作ることができます。
吹き抜け部分に新たに床・壁を設置して部屋を作ります。
吹き抜けをなくすことで、1階の開放感や日当たりなどが悪くなることがあるため、吹き抜け部分を残したり、床を上げ底にするなどの方法が考えられます。
工事費用としては、壁・床の設置、電気工事など約1,000万円近くの費用がかかってしまうのと、吹き抜けがなくなることで、生活スタイルも大きく変わってしまうため、本当に必要な工事なのかはよく考え、建築士の方ともよく相談をしてください。
駐車場を部屋に
お宅の1階部分がガレージになっていれば、そこを改造して部屋にする方法です。
ガレージはコンクリートの打ちっぱなしになっているため、壁、床の防湿工事、場合にっよっては電気工事も必要になります。
工事費用としては床の防湿工事、電気工事を合わせて約80万円ほどになります。
他に駐車場がある、車を手放す予定があるなら可能ですが、ここも一度工事をしてしまうと、元に戻すということは難しくなるので、今後の生活スタイルをよく考えてから行ってください。
空いたスペースを部屋に
戸建て住宅であれば、庭などを活用して、部屋とする方法です。
1階部分を増築することになるので、固定資産税にも影響しますし、庭がなくなるなどのデメリットもあります。
工事費用としては坪単価あたりで計算されることがあるので、予算は立てやすいです。
1坪あたり約70万円となるため、部屋の大きさによって工事費用も大きく変わります。また先ほど説明したように、庭がなくなるなどのデメリットもあるため、今後の生活スタイルをよく考えてから行ってください。
棚とかで部屋を仕切る
将来性を考えて、新たに工事をして部屋を作るのではなく、パーテーション、棚などを設置して、1部屋を2部屋に分ける方法です。
これであれば、大きな工事は不要ですし、個人でも簡単に設置することができます。
将来不要になれば簡単に取り外すこともできますので、一番簡単な方法かもしれないですね。
部屋を増やして快適な生活に!
住み始めはよくても、生活スタイルの変化、子供の成長など、今住んでいる部屋の不都合や、部屋数に不満を覚えることもあります。その際は一度リノベーションを検討してみてください。
ただし、一度リノベーションをしてしまうと元に戻すこともできなくなりますし、場合によってはリノベーションしたことでを生活しずらくなることもありますので、必ず相見積もりを実施し、たくさんの建築士の方に相談し、満足のいくリノベーションを実施してください。
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