昔から「寝る子は育つ」と言われていますが、最近では子どもの睡眠時間が減少しております。
子どもの睡眠時間が減ることで、子どもの成長に影響があることはご存知ですか?
睡眠不足により、肥満や情緒不安定など体だけでなく心にも影響がでてきます。
そこで、睡眠不足による子どもへの影響、理想の睡眠時間について、勉強したいと思います。
子どもを楽にスッキリ寝かしてあげたい。
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おやすみたまごについては、以下記事で紹介していますので、合わせてチェックしてください。
大人と子どもの睡眠の違い
レム睡眠とノンレム睡眠を繰り返していると言われていますが、実はこのレム睡眠とノンレム睡眠の割合が大人と子どもとでは異なることをご存知ですか?
大人はレム睡眠とノンレム睡眠を約90分間隔で繰り返しています。
例えば6時間睡眠だとすると、レム睡眠とノンレム睡眠を4回繰り返すことになるので、睡眠時間の割合は約20%になります。
しかし子どもの場合はレム睡眠時間の割合が多く、新生児の頃では約50%がレム睡眠だといわれています。
このように、子どもは大人よりもいっぱい寝ない事には、適切な睡眠がとれないことになります。
睡眠不足による子どもへの影響とは?
夜遅くまでYouTubeを見ていたりゲームをやっていたりと睡眠不足になりがちな子どもが増えています。
日本小児保健協会も下記のような問題を提起しております。
日本小児保健協会が1980年・1990年・2000年に行った幼児期の睡眠習慣に関する調査によると、1歳6か月児・2歳児・3歳児・4歳児・5-6歳児のすべてにおいて22時以降に就寝する割合が増加しており、子どもの生活リズムが年々夜型傾向にあることが明らかになりました。
では、子どもが睡眠不足になるとどんな影響があるのでしょうか?
ここからは具体的に、睡眠不足による影響を具体的にご紹介します。
肥満になりやすい
寝ている時間に脂肪を分解するホルモンが分泌されます。
睡眠時間が不足してしまうとこのホルモンの分泌が減少してしまうため、肥満になってしまいます。
現に国立保健医療科学院の報告にありますが、3歳の時の睡眠時間が9時間の子どもが肥満になる確率が15.1%もあると報告されています。
情緒不安定に
睡眠不足になると、常に脳が眠たい状態が続きます。
この状態では脳が働いていない、集中力のない状態になるため、このような状態で勉強をしたり運動をしたりしても何も記憶に残らない。
しまいに情緒不安定な状態になってしまいます。
イライラする
睡眠不足になると自律神経が乱れ、脳がリラックスできていない状態になります。
この状態が続くことで、脳も疲れてしまって、結果イライラしたり、落着きがなくなったりという状態になってしまいます。
学力の低下
東北大学の研究によると、睡眠時間の短い子どもの方が「海馬」の面積が小さいという結果が報告されています。
海馬は記憶をつかさどる領域ですが、睡眠不足になるとこの領域が減ることで記憶力の低下、学力の低下に影響があるのです。
理想の睡眠時間とは?
では、子どもの睡眠不足を防ぐにはどれぐらい寝かせてあげればいいのでしょうか?
ここからは子どもの理想の睡眠時間をご紹介します。
生後~3ヶ月
14時間~17時間
生後3ヶ月ぐらいまでは、先ほどご紹介したようにレム睡眠時間の割合が大きいため、より多くの睡眠時間が必要です。
4~12ヶ月
12時間~15時間
この頃になると睡眠のリズムがついてきて、夜中に起きる時間が徐々にでも減ってくる時です。寝る前にスキンシップをとるなど夜泣きがなくなるといいですね。
1~2歳
11時間~14時間
この頃になると、昼寝をする時間が減っていきます。
昼寝をいっぱいしてしまうと、今度はよる寝れなくなてしまいますので、この時期から昼寝は
これぐらいと時間を決めてあげるといいですよ。
3~5歳
10時間~13時間
この頃になると、昼寝をまったくしなかったり、昼寝をしたくなくなる子もいます。
無理に昼寝をするよりかは、昼間はしっかり遊んで、夜は早めに寝るなど生活リズムを考えながら行動するといいですね。
まとめ
子どもの睡眠不足による影響と、理想の睡眠時間についてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
小さいうちから睡眠不足が続くとこれが当たり前となって早く寝ることができなくなります。
また、パパやママも夜型人間だと子どももそれをマネして夜型になってしまいます。
まずはパパやママの生活スタイルを見直すところから初めてみてはいかがですか。
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