保育園に子供を預けようと思った際に、認可保育園と認可外保育園があるのをご存じですか?
保育料だけではないそれぞれの特徴があるため、入る前にこの違いを理解する必要があります。
そこで本記事では、認可保育園と認可外保育園のそれぞれのメリット、大きな違いをご説明します。この記事を読むことでお子さんをどちらに預けた方がいいかがわかるようになります。
是非、最後までお楽しみください。
保育園については下記記事で詳しくご紹介していますので、合わせてご覧ください。
認可保育園とは?メリットは?
認可保育園とは、児童福祉法に基づき設定されている児童福祉施設で、制度上は保育所と呼ばれています。共働きや家庭の事情で保育ができない場合に、親に代わって保育をしてくれる施設です。
待機児童の深刻化が大きな問題となるなかで、現在保育園ではさまざまな保育園がありますが、認可保育園は国の許可を受けて運営されています。保育園と聞くと教育をしないのかと思う人もいますが、認可保育園は厚生労働省が定める指針に基づいて保育を行いますので、0歳児から小学校入学まで、子どもの発達に応じて養護と教育の両面を行う施設となっています。
認可外保育園とは?メリットとは?
続いて認可外保育園についてご紹介します。
読んでそのままですが、国の定めた基準を満たしていない部分があるため、認可外保育園と呼ばれています。
無認可保育園とも呼ばれることもありますが、東京都などの地方自治体独自の基準により認証している保育所もありますが、国の基準ではないため、認可外保育園となります。
認可外保育園は認可保育園と比較すると保育料は高めですが、病気の子どもを預かってくれたり、認可保育園では預かってくれない時間帯でも預かってくれたりと、子育てをするお母さんにとってはとてもありがたい施設となっています。
認可保育園と認可外保育園の違い
認可保育園と認可外保育園のそれぞれのメリットについてご紹介をしましたが、ここからは、それぞれの違いについて詳しくご説明したいと思います。
大きな違いは大きく以下4点です。
認可保育園 | 認可外保育園 | |
入園条件 | 0歳~小学校就学前の児童がいて、保護者の都合で日中保育ができない家庭 | 地域・保護者の仕事に関係なく入園可能。 |
申し込み時期 | 基本は4月入園の11~12月を目途に一斉受付 | 各施設が状況に合わせて設定 |
申し込み窓口 | 各市町村(保育課) | 各施設に直接申し込み |
保育料 | 住んでいる自治体や世帯の所得によって変わる | 園が設定。自治体によっては補助金も出る |
保育内容 | 国が定める「保育所保育指針」に沿って | 認可外保育施設に対する「指導監督要綱」を基準に独自の保育 |
認可保育園と認可外保育園の保育料の違い?
認可保育園の保育料は、幼児教育の無償化により、3歳~5歳児の保育料は無料となります。
ただし、無料になるのは保育料だけなので、その他送迎費、給食費、行事費などの費用は別途かかることになります。実費としては5,000~10,000円ぐらいみておけばいいでしょう。
認可外保育園の保育料は、園によって設定されているため、中には10万円を超える園もあります。
ただし、こちらも同じように幼児教育の無償化により、「保育の必要性」の認定を受ければ3歳~5歳児は月額37,000円まで無料となります。
金額だでけを見ると、認可外保育園はかなり高額な印象を持ってしまいます。
しかし、認可外保育園は運営母体によって、保育理念や運営方針が大きく異なるため、リトミックや幼児教育、英語教育など、特に幼児教育に力を入れている園が多いのが特徴になってくるので、金額だけでなく、教育面も考慮して選んでください。
それぞれの特徴を把握して決めよう!
認可保育園と認可外保育園はそれぞれ長所と短所があります。保護者は入園難易度や施設の特徴をよく理解し、子どもの成長や家庭の状況に合った選択を行うことが重要です。どちらを選ぶにしても、子どもが安心して成長でき、保護者が安心して働ける環境を選ぶことが最優先です。
コメント