一歳半になると離乳食がほぼ完了し、幼児食に切り替わってきます。このタイミングで何を食べさせていいのか悩むことはあるのでしょうか。
離乳食も終わるため食事が楽になると思いきやそうもいきません。どんなメニューをどれだけ作っていいのか、突然食べなくなって困った経験があるママさんは多いと思います。
そこで今回は、一歳半の食事・量、食べない時の対処法をご紹介します。
一歳半の食事とスケジュール
一般的に一歳半になると離乳食の完了期となり次は幼児食に移っていきます。
では幼児食になったら何をどれだけ、どんなご飯を作っていいのか悩むママさんも多いと思います。
離乳食が完了したからといってすぐに大人と同じような食事ができるわけではありません。噛む力や消化能力がまだ十分ではないため、それらの力が十分に発達する5歳くらいまでは、大人の食事未満の幼児食を作ってあげる必要があります。
朝7時頃:朝ごはん
10時頃:おやつ
12時頃:お昼ご飯
15時頃:おやつ
18時頃:夕ご飯
・3食と2回のおやつでしっかり栄養補給
・3食しっかり食べさせて、主食・主菜・副菜を意識する
一歳半の食事の量と味付けは?
ここからは1歳半の食事の量と味付けのポイントをご紹介します。
- 食事の量は大人の半分ぐらいが目安
- 味付けは薄めで!大人の半分ぐらいが目安
- 噛む力に合わせてサイズをカット
- 楽しんで食べれる工夫を
食事の量は大人の半分
1~2歳児の1日に必要とされているカロリーは、男の子が950kcal、女の子が900kcalです。子ども茶碗1杯分で約90gとなりおす。でも、カロリーとかで換算してもわかりりづらいですよね。
なので、大人の約半分ぐらいの量と考えていただければ問題ありません。
ただし、大人は朝昼晩の3食ですが、1歳半の子はおやつを含めて5回の食事を取ることになりますので、大人の半分のカロリーを5回に分けて食べるということに頭に入れておく必要があります。
味付けは薄め
1歳半の食事の味付けも、難しいことを考えず大人の約半分ぐらの味付けにしてください。子どもは体がまだ小さいので、大人と同じだけの塩分を摂取すると塩分の摂りすぎになってしまいます。
まだまだ小さいうちから濃い味に慣れてしまうと薄味を受け入れなくなってしまうので、注意してください。
噛む力に合わせてサイズをカット
1歳半はまだ噛む力が弱いので、サイズや硬さに注意してあげてください。
硬い肉や繊維質の多い野菜は少な目にするか、小さめにカットするなどしてください。前歯で噛み切ることができる、もしくは奥歯ですりつぶせるぐらいの大きさ・硬さが目安になります。
圧力鍋を使って食材を柔らかくしたり、野菜や肉などは大人と同じぐらいの大きさで調理をした後で子供が食べやすいサイズにカットしたり、お肉などはやわかかいひき肉など工夫してあげてください。
楽しんで食べれる工夫を
1歳半の食事で一番大切なことは、「食べることは楽しい」と思ってもらうことです。家族団らんご飯を食べる、子子どもが好きなキャラクターのついたお皿やフォークなどを使う、ケチャップで絵や文字を書く、イラストなどの型抜きをするなど、子どもの興味がそそられるような工夫もおすすめです。
最初はフォークやスプーンをうまく使えず手づかみで食べることも出てくると思いますが、手で食べたからといってあまり怒らず、ご飯は楽しむものなどいうことを教えてあげてください。
子どもが食べてくれない、そんな時は?
離乳食の時はよく食べていたのに、1歳半になって急にご飯を食べなくなった、好き嫌いが多くなった、落ち着きがない、など、ご飯に関する悩みを多く聞きます。
以下理由と・対策を参考にしてみてください。
食事に飽きが出た
離乳食の時は食べるのが初めてだったり、初めての食感などもあり食べることに興味がありましたが、1歳半にもなると食事をすることに飽きが出てきている可能性があります。
対策
- 子どもが喜びそうな食器を使う、変える。
- 弁当箱に詰めて雰囲気を変えてみる
- メニューを変えてみる
お腹がいっぱいに
1歳半の食事は3回の食事と2回のおやつを摂ります。そのおやつの量が多かったり、時間を気にせず食べていたりすると食事の時間になってもお腹が空かないことが考えられます。
対策
- おやつの量を少なくする
- ダラダラと食べずに時間を決める
食事の固さ、食感が気に入らない
ご飯を食べた時の食感が固かったり、大きさが大きかったり食べたときにパサパサ感が残ったりと、食事をしたときの嫌な気持ちが残っている可能性があります。
対策
- 子どもが食べやすい大きさ、固さを見つける
- 切り方や調理方法を工夫して子どもが気に入るような料理を研究する
食べることは楽しいことの意識づけが大切
1歳半の食事の一日の量と食べない時の対処法をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
離乳食が終わったら次は幼児食作り。離乳食作りが終わってちょっとは楽になると思いきや次は幼児食作りから、食べてくれない際の対処など、よく頑張ってますよね。
だからといってあまり神経質にならずにご飯は楽しいことということ経験させてあげてください。
食べる量も日によって異なったり、人によっても違いますので、成長するにつれて少しづつ安定してきます。
焦らず、ゆっくりと「食べることは楽しいこと」を感じさせてあげてください。
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